【股関節形成不全症候群(CHD)]
レトリーバーは比較的、丈夫な犬種であるが、純血種特有の遺伝的疾患がいくつかあります。中でも多いのが【股関節形成不全症】。骨盤の寛骨のくぼみが浅い為、本来そこに収まるべき大腿骨の先端が丸みを失い、ずれて脱臼してしまう。軽症から重症まで段階はいくつかある。重症の場合、普通に生活していたのに突然、歩けなくなるということも起こる。初期症状として歩行時のふらつきや横座りが挙げられるがレトリーバーは普通でもこうしたしぐさを見せるので判断が難しい。脚を引きずる..四つ足をつっぱる..うさぎ跳びのような走行などが見られたらCHDを疑うべき。また痛みがあって運動を嫌がる場合もある。ただし表面的には症状が現れにくいケースもあり、実際の診断はレントゲンによって行う。また、レントゲンで一度問題なしと診断されても後で発病することもある。発病するのは早くて生後3ヶ月。遅くて生後7年ぐらい。多くは生後6ヶ月から2年ぐらいで診察できる。遺伝的疾患だが、最近では、体重過多、子犬時代の激しい運動、栄養バランスの偏りも原因となる説が優勢。予防や対象療法としては【太らせない】ことが最も大切。自由運動を中心に無理のない運動をさせ、骨をしっかり支えられるよう筋肉を強化する。フリスビー、ボール遊びなどジャンプをする運動はさせない。CHDと診断されたらどんな運動をさせるか医師と要相談。発病したものを完治させるには外科的出術を伴う。手術にもいくつか方法があるので医師に相談すべき。
【骨軟症】
関節軟骨の正常な形成が行われず、関節の骨が変形してしまう。レトリーバーの場合、肘関節二出ることが多い。主に4〜8ヶ月の成長期に発病し、年齢とともに関節炎になる。遺伝のほか、ホルモンバランス、食事、運動が影響すると考えられている。レントゲンで診断し、最終的には手術で軟骨を取り除く。
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【参考資料:西東社「ゴールデン&ラブラドールと暮らす」】
【予防法・軽度の対処】
発症した際の対処は医師に相談し対応すべきだが、初期の段階・しかも成長期においては医師より下記の対応を薦められました。
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(1)グルコサミン塩酸塩の摂取
カニ・エビなどの甲殻類より抽出された
【キチン質】をさらに分解して吸収し易い状態に
したもの。
(2)コンドロイチンの摂取
サメ軟骨から抽出した【ムコ多糖体】でグルコサ
ミンとともに【プロテオグリカン】に水分を引き付
ける磁石のような働きをする物質。グルコサミン
とバランスよく摂取することにより運動機能の維
持に役立ちます。
※いずれも人間用のもので対応可能。動物用もある
が高価。薬局で【栄養補助食品】として販売されて
いる。